カンボジア人大学生を対象とした研修プログラム

久しぶりに現地での研修プログラムに自身で参加することができました。過去2年間は海外渡航が叶わずにオンラインでの指導参加となっていましたが、ようやくフィールドワークをともにしてのプログラムを実施でき、カンボジアの若い学生たちと交流ができたとても楽しい2週間となりました。

学生もここ2年ほどはフィールドワークがほとんどなかったようで、考古の学生のほとんどは初めての発掘調査、建築の学生も初めての測量は修復体験となり、たいへん刺激的であったようです。

2週間のプログラムでは遺跡群のあるサイトを整備することを目的とした実践的な内容で、学術的にもたいへん興味深い成果が得られました。

こうした研修プログラムに、私自身は20年ほど前から携わる機会を得てきましたが、時代を経てもカンボジア人学生の何でも楽しもうという気質と、歌や踊りによる楽しみ方の基本は変わるところはなく、最も根幹となる文化はしっかりと継承されていることを強く感じました。

とても充実した2週間のプログラムになりました。今後も遺跡群での調査を継続する予定ですが、今回参加した学生にも加わってもらおうと考えています。

*本研修の詳細はこちらよりご覧ください。