2024/01/28
先端技術で遺跡を見る:TV番組撮影
テレビ番組の撮影にてカンボジア内のアンコール遺跡、サンボー・プレイ・クック遺跡、クーレン山中の遺跡を回り、各所の専門家からのご案内をいただきました。 先端技術の利用によって考古学的遺産の研究や保存への新しい取り組みを紹介する内容です。特に航空測量調査や地上撮影型のLiDAR、地下探査、GISといった技術の利用について紹介するものです。
2024/01/15
トスカーナ地方の歴史都市巡り
2023年の年末より、ローマからフィレンツェにかけて、トスカーナの歴史的町並みを巡りました。チヴィタ、モンタルチーノ、ピィエンツァ、シエナ、ヴォルテーナー、サンジャミアーノ、ピサを訪れ、生きた歴史的景観と建築と芸術と料理を堪能する旅となりました。
2023/12/18
筑波大学世界遺産学学位プログラムは、エジプトのアレキサンドリア近郊に位置するエジプト日本科学技術大学(E-Just)における遺産科学プログラムと連携して教育プログラムを実施しています。近年は、新型コロナウイルスによる渡航制限等があり、オンラインによる合同ゼミを年に2回程度実施していましたが、このたび現地訪問を伴うプログラムを実施することができました。 筑波大学からはエジプト学を専門とする肥後先生と私が今回訪問し、E-Justでのゼミに参加した他、この機会に両校を接続して双方の学生が研究発表を行うオンラインでの合同ゼミを行いました。また、E-Justにおける遺産科学プログラムでは、来年からAcademic MasterとPhDコースを開設するための検討が進められており、新たな枠組みでの協力体制について検討しました。
2023/12/04
文化庁調査官からの講義シリーズ
文化財保護の歴史や政策の展望、国内の文化財や世界遺産にまつわる最新の諸問題や試みについて文化財調査官よりご講義いただく「遺産保護行政論」を行いました。 文化財鑑査官をはじめとして、記念物の各類型と世界遺産を担当される計9名の調査官より2日間にわたって対面とオンラインでの講義をしていただきました。今年度からは、文化遺産に関連する教育プログラムを有する国内大学の聴講生も参加できるかたちで実施しました。
2023/12/02
浅草寺修理工事現場の見学
浅草寺と歴史的建造物保存技術協会によるご厚意で、重要文化財である浅草寺伝法院の客殿・玄関・書院等の保存修理工事の現場見学の機会をいただきました。修理工事は2016年に開始され、2028年までの10年以上にもおよぶ期間で予定されており、計5棟の近世、近代建造物の修理が進められています。
2023/11/24
Yen Tu仏教遺産の視察
ベトナムのハノイ北方に位置するYen Tu山系を拠点として、13~14世紀の陳王朝は国教としてTruc Lam仏教を形成しました。ベトナム政府はこの仏教遺産群をユネスコ世界遺産として推薦する準備を進めています。来年2月の推薦書提出を前に、推薦資産の保全管理状況や推薦書の記載内容に関する助言を目的として現地を視察する機会をいただきました。約1週間の期間で、Quang Ninh、Hai Duong、Bac Giang州に位置する構成資産約20か所を巡りました。
2023/11/11
明治村と国宝如庵の見学
国宝三茶室に数えられる如庵と、明治期の建造物を移築展示されている明治村を中川武先生にご案内いただきました。如庵では特に待庵との対比をもって千利休に対して織田有楽斎がこの茶室で試みたこと、また堀口捨巳がここ有楽苑へ移築し複数の茶室や庭園と新たな関係を築いて表現しようとしたこと等について、如庵内の静謐な空間でお話を伺いました。
2023/10/28
矢口家住宅の調査
研究室のメンバーで茨城県指定文化財である土浦市の矢口家住宅の調査を行いました。伝統的な町並みを残す中條通りの中央に位置する黒塗りの外観に包まれた土蔵造りの建物群は一際目を引く存在です。 調査は2回目になりますが、今回は特に蔵に保管されていた保管品の確認と記録を目的としました。矢口家ご当主のご協力をいただき、酒店として利用されていた明治期以降の看板や販売に関わる様々な道具類、矢口家に伝わる江戸時代からの錦絵や屏風絵等を見せていただき、またそれらの由来や当時利用されていた時の様子について教えていただきました。
2023/10/22
立山砂防国際シンポジウム
富山県に位置する立山砂防は世界遺産登録を目指した活動を進められています。この度、世界遺産申請について検討するための国際シンポジウムへの参加と登壇者への事前視察の機会があり、構成資産として検討されている各施設の見学の機会を得ました。
2023/10/11
JICA文化遺産の持続可能な観光開発研修
立命館大学の山崎先生が主催されているJICA課題別研修「文化遺産及び地域社会と共生する持続可能な観光開発」の研修プログラムでの講義を行いました。今年もエジプト、チリ、ジョージア、ネパールなど多様な国と地域から若手専門家が集まり、熱心に講義を聞いていただき、また興味深い多くの質問と議論で盛り上がりました。

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