ユネスコ日本信託基金のプロジェクトとして進められている日本国政府アンコール遺跡救済チームのシェムリアップ事務所内に、アンコール遺跡における国際的な修復活動について紹介するガイダンス施設を開設しました。施設の企画・展示コンテンツ(パネル・映像・石彫・出土遺物のコレクション等)の作成・修復工事や教育活動と連携した運営方法の検討を経て、2009年8月に開館しました。
ガイダンス施設は、海外から訪れた観光客にアンコール遺跡の歴史や国際的な協力体制のもとで遺跡が保護されている実情を紹介するとともに、地域の小・中学生に学外学習の場として利用されることが目的とされました。
観光客には、遺跡の修復現場の見学プログラムも併せて提供し、また児童学習のためのインタープレターも配置されました。また、日本の伝統音楽や芸能、講演会やシンポジウムなど、日本文化を紹介するイベントを行う会場としても利用できるものとしました。
*センターの展示パネルは以下の冊子にてダウンロードしてご覧いただけます。