建築遺産演習では土浦市にある江戸時代後期のある民家を対象として、再生計画について検討をしました。
演習の最終回には、グループに分かれた学生によって再生計画案をそれぞれ発表しました。
このプロポーザルの発表には、土浦市の文化財担当3名にご参加いただき、行政の実務に基づいて、各提案に対するコメントやアドバイスをいただきました。
提案の内容には、民家の再利用計画について、その目的、新たな機能、改修計画、運営手法、体制等を含むものとして、建築のデザインだけでなく、持続的にその計画が運営することができる総合的なものとするよう求めました。
基本的には飲食店への転用の提案でありつつも、その空間利用や、イベントへの活用、経営手法等について複数の提案が示されました。
この民家は、来年以降に複数年をかけて実際に再生計画を検討して事業化される予定ですので、今後の展開が楽しみです。
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