タイ南部の都市ソンクラーでのシンポジウム

タイ南部の歴史的な都市であるソンクラーにて「アジアの港市と海上貿易路に関するシンポジウム」が開催されました。東南アジアの港町に関する歴史研究や,遺産管理やその利用に関して多くの発表がありました。開催地であるソンクラーは世界遺産への申請も目指しており,ソンクラーの歴史的価値を分析する研究発表も充実しています。

開催地であるソンクラーは世界遺産の申請も目指しており,いつのまにか世界遺産応援団としてお揃いのシャツを着てサイトビジットへ参加することに。タイの地域的文化と中華文化,そして植民地時代の西洋各国の文化が織りなす魅力的な町でした。

世界遺産への申請に向けた取り組みで,町に活気が戻ってきた,ということで,世界遺産登録をゴールではなくツールとして利用しており,タイの方が日本よりも成熟した文化政策に達しているなと感じたり。