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カンボジアの世界遺産サンボー・プレイ・クック遺跡群にて2月から3月にかけての2週間で大学生への研修プログラムを実施しました。
プノンペンの大学で建築学と考古学を専攻する学生15名を対象として、煉瓦造遺構の保存や修復方法、実測や図面化の方法、発掘調査や出土遺構・遺物の記録方法について学びました。
現場での学習に加えて、毎日レクチャーを行い、様々な専門家がオンサイト・オンラインで講義を行いました。
遺構の実測や発掘調査では、伝統的なマニュアルでの方法と、新しい機材やソフトを利用した最新の方法とをそれぞれ学びました。参加学生はタブレットや3Dソフトなどを利用して現場記録を効率的に行うなど、講師側で予想していなかった方法もあり学生力を感じる場面もありました。
アンコール遺跡群をはじめとして多くの遺産を有するカンボジアでは、文化遺産の管理や研究はたいへん重要であり、次世代を担う専門家がプログラムの参加者より誕生することを期待しています。
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