学外演習1:民家園

ようやく新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきて、学外での演習を本格的に実施できるようになってきました。

 

建築遺産演習では、座学で実施する建築遺産論の講義と連携しつつ、学外の歴史的建造物の保存や活用の事例を視察する機会としています。

 

今回は、川崎市の日本民家園を訪れました。関東を中心とした多くの民家が一堂に集められており、民家建築そのものを学ぶ上で貴重な場所であることに加えて、当初の地形環境を考慮して配置された民家園としての公園デザインとしても興味深いところです。

また、民家の耐震や防災についても様々な配慮がされており、多様な耐震や免震構造も蓄積されているところも重要です。今回も耐震補強の基礎工事を行っている現場を視察することができました。

さらに体験型の学習プログラムも様々に工夫されて提供されているので、そうした点に関心のある学生にも有用なサイトですが、まだ感染対策もあって本格始動していないようでしたので、今後また感染状況が改善されたら訪れたいなと思います。