技術から見た国際協力のかたち

文化遺産国際協力コンソーシアムが開催した研究会「技術から見た国際協力のかたち」にて発表者として登壇させていただきました。

文化遺産保護や調査研究にかかる国際協力の現場にテクノロジーの利用は重要な役割を果たしていますが、特に新技術の導入がいかなる成果につながるのか、どのような点に留意するべきなのか、多様な社会的・文化的背景のもとで、先端技術にいかに向き合うべきか考える機会になりました。

私自身はカンボジアにおける航空測量調査の成果が遺産の歴史研究と保護にどのように貢献しているのか、またこの事業が複数国の協力体制によって実施されたことの意義と課題について話題提供の発表を行いました。

後半の議論では、国際協力の様々なアプローチにおいてどのような技術提供や開発が必要なのか、どのようなステークホルダーとのネットワーキングが必要なのか、技術と理念を一体として検討していくことの重要性など、話題が多岐に及びました。