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国宝三茶室に数えられる如庵と、明治期の建造物を移築展示されている明治村を中川武先生にご案内いただきました。如庵では特に待庵との対比をもって千利休に対して織田有楽斎がこの茶室で試みたこと、また堀口捨巳がここ有楽苑へ移築し複数の茶室や庭園と新たな関係を築いて表現しようとしたこと等について、如庵内の静謐な空間でお話を伺いました。
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館長を務められている明治村では正装?をもって各所ご説明をいただき、特に東松家住宅と帝国ホテルにおいては、中川先生の建築史学としての捉え方に改めて触れる機会となりました。また、明治村の維持管理やプロモーションの取り組みやご苦労についてもお話しいただきつつ、歴史的建築に囲まれて、その魅力を探り、発信するという本当に建築史研究者にとっては本望ともいえる環境において、村内各所でスタッフの方々と親しみ、楽しんでいらっしゃる様子を垣間見て、改めていろいろと学ばせてもらいました。
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