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今年創建1300周年を迎える多賀城。来月末に完成する南門復元工事も大詰めです。中央政権が蝦夷併合を国衙の示威によって実現しようとした史実を実感することのできる特別史跡です。
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史跡整備の見本市ともいえるこの特別史跡では、建築復元、半立体表示(屋根組まで、柱列まで、基壇のみ)、盛土表示、平面表示、模型表示(復元建物、発掘遺構)、露出展示、AR、VR表示という考えうる全ての整備手法が見られます。地上遺構の復元が不確かな条件で、これらを組み合わせて、最大限の魅力伝達と最高のコストパフォーマンス、そして遺産の真実性の担保を図ってきた取り組みが蓄積されています。
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将来的には、南門から政庁への大通りを横断している道路と電線への対策が実現し、大通りの視線がそのまま南門へと通じることを期待しています。
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